2011年9月10日土曜日

運動会、今年も晴れました!


棒倒し
何度も、熱中症に注意して水分補給をという放送が入りながらの一日でした。各応援団席の後ろに大きな飲み水の容器が置いてあるので水分補給には問題がなかったのでしょうが、あの暑さの中、学生さんたちは、自分の競技に出るか、係の仕事をしているか、応援席のひな壇に立って仲間の応援をしているかで、休みたそうにしている人など一人も見ませんでした。

この元気は一体どこからくるのでしょう!!
とても若さだけとは言えない気がします。この人たちは、心をひとつにして、各々が全力を尽くし、何かを仲間とやり遂げた時に最後に押し寄せてくる清々しい感動を知っているのだ、という気がします。力を出し惜しみすれば、最後の喜びも一回り小さくなります。

小山台高校の運動会には伝統の種目がいくつもあります。例えば・・

4人一組の騎馬によるポートボール→「小山台ボール」
5個のボールを使ったサッカー→「フットボール」=これは3年女子の種目!!
片足跳びでスタートし、10人のムカデ競争でゴールするリレー→「増脚リレー」
マット運動を前転、後転、倒立歩行、前方宙返り・・と、ひとりひとり披露していく。もちろん早く全部やったチームが勝ち→「ウルトラB」

チャレンジ∞で25mの大縄を回します。

いずれも一筋縄では行かないものばかりです。団としてその種目を制するには、高いところも低いところも、スピードも重量感も、すばやい判断力も状況を見る注意力も必要なので、あらゆる能力を皆が注ぎ込まなければすぐにやっつけられてしまいます。みんなが自分で出来ることを見つけて、必死になります。それが、小山台高校の皆さんを輝かせているのです。みんなが、自分がやらねば誰がやる!!と思っているのです。
 

青団の応援
 子どもにあまり負荷をかけすぎるとかわいそうだとか、勝敗を決めるのはよくないと言いますが、大きな仕事を喜んで背負い、目標のために努力し、さらにエネルギーが湧きあがっていく様子を見ると、若い人にもっともっと期待していい、と思います。

公立の学校ですので、施設が使える時間が限られています。3時55分には解団式を終えるように言われて、時間が押す中、各団長団は、互いの団を走って回り、健闘を讃え合いました。優勝は赤組でしたが、校庭の四隅に設けられた応援用のひな壇からは、何度も歓声や拍手があがり、一緒に運動会ができたこと、そのものを心から幸せに思っているのがひしひしと伝わってきて、今日のこの思い出は、誰が欠けてもこのようにはなり得なかったのだ、と思いました。

こんな素敵な一日を共有させてくれて、こんなにもありのままの自分を大人にも見せてくれ、大人を受け入れられる懐の深い若者たちとは、としばらく考えこみ、ふと、近くにいらした先生が、ほとんどは静かに見守っていながら、ほんの数回、大きな声で指示を出されていたのを思い出しました。

2011年5月19日木曜日

中間テストです。

5月17日から4日間、中間テストです。去年は、高校で初めての定期テストで、教科書と問題集、それから、プリント・・手が回らず大変な思いをしたことを思い出します。

今年は、2年生、理系文系にクラスが分かれて、得意科目が同じ仲間同士、教え合ったり良い面がたくさんあるものの、自分が得意と思っている科目でも、クラス平均点が高そう!!とどきどきです。

そんな中で、心温まるのが、テスト前に配られる学生手作りのテスト範囲をまとめたプリントです。がんばろー、などコメントつきで、明るく前向き!!な雰囲気がストレートに伝わってきます。
どんなときでも、仲良しなんですね。試験当日の朝、直前に、娘に物理の問題を教えてくれたお友だち、ありがとうございます。自分も、見直したいものがあったかもしれないのに。感謝です。

2011年4月25日月曜日

また、新しい一年が始まりました。

新一年生の皆さま、ご入学おめでとうございます!
小山台高校へようこそ。

大地震をくぐりぬけ、無事に新生活を始められたことは、当たり前のようで、とても幸せなことだと思います。

3月11日、娘は学校におりましたが、友だちと一緒に歩いて帰宅しました。
ご存知の通り、都立高校は避難支援ステーションとして場所を開放しましたので、学校に泊まった学生もいました。地域の他校の学生も来たという話でしたし、普段とまったく異なる様子に、不安や動揺はあったと思いますが、大きな事故もなく、それぞれ落ち着いて自分の安全を確保したのには、もう、大人だな、と頼もしく思いました。とにかく学生を帰宅させてしまった学校もあったと聞いていますが、そんな中、小山台高校の先生方、事務の方々、学生や地域のみなさんの安全のために、ご尽力くださいまして、ありがとうございました。

先日、小山台会館でPTAの集まりがありました。小山台会館は小山台高校の卒業生の組織「財団小山台」の会館です。小山台生は、無料で班の会合や自習などに使ってよいことになっています。私は小山台会館に行くたびに、人が何もないところから作り上げる力を思わずにはいられません。
小山台で学んだ先輩たちが、知力と体力とおそらく大変な情熱で、立派な社会人となり、それが、母校のおかげであったと思えるというところに、何か脈々と流れる温かく頼もしいものを感じます。

今は、若い一人の学生が、これからたくましく成長し、やがてこんなことができるようになるのだな、としみじみ思います。

一日一日、健康で、実りある学園生活となりますよう、願わずにはいられません。

2010年12月28日火曜日

もうすぐ高校入試です。

やっと、きりっとした冷気がやってきて、気持ちが引き締まります。

去年の今頃は・・

1月校も含めて過去問で点が取れそうか確認をしながら、2月の日程を、内申点や模試の偏差値をにらみながら、つめていました。
思ったように合格が出ても出なくても、都立校は最後に控えています。メンタルが安定して最後まで努力し続けるために、現在の実力や可能性を客観的に把握して、親子とも感情的にもシュミレーションができていると強いと思います。私立が一通り終わってから、都立受験までの時間に、どれだけ頑張れるかも勝負の分かれ目な気がします。前半に私立に照準を合わせていたので、後半理社の追い込みは、凄かったです。ですので、今くらいの時期に、日程表や学校のパンフレットを見ながら、本人と話す時間が取れたので、本番が始まってからも、一つ一つの学校をどんな気持ちで受けに行くかや、学習計画も含めてどんな流れで行くか、お互いにわかっていてよかったと思います。面接対策にもなったようですよ。

また、私立の展開によっては、都立校を出願しなおすと思いますが、手続きの心づもりをしておいた方がいいと思います。願書を返してもらって、訂正して、中学校からも書類をもらいなおして、提出なので、物理的に結構動くことになります。子どもに自分で提出等に行ってもらうことも可能ですが、きちんと指示が出せるように把握しておけば安心です。変更の理由は特に聞かれませんので、この制度を上手に使うべきだと思います。

高校によって、いろいろな募集の方法がありますが、素点をとれれば一番強い、という原則は疑いのないところと思います。最後は、当日、鉛筆を置く瞬間まで、自分を信じて問題に挑んでくれることを願うのみです。

ご健闘をお祈りしております。そして、小山台でお会いできたら嬉しいです。

2010年10月2日土曜日

寒菊祭 文化祭 華やかな二日間。

 9月19日(日)12時半から16時半まで、20日(月)9時から15時までが一般公開でした。

生徒ホールは爆笑の女装アイドルから、息を飲むアクロバットまで、
次から次へと学生たちの才能が開花して、
吹き抜けの2階も拍手喝采、2日目の午後は、熱気で空気がかすんで見えました。






生徒ホールのダンス系発表の合間には、こんなお楽しみも。
待ち時間も全然退屈する暇がありません♪



















寒菊祭は、運動会と文化祭を合わせてそう呼びます。それにふさわしく、文化祭は、また、もう一人の自分の発表の場なのでしょう。小山台高校の学生は、一体何人いるのだろうと思わせる、多様で、エネルギッシュな、そして、遊び心たっぷりの華のある二日間でした。ちょっと覗こう、と思っていた位だったのに、二日間しっかり通ってしまいました。

音楽ライブ(柔剣道場)、ダンス(生徒ホール)、映画(視聴覚室)、演劇(アリーナ、校舎棟三階)、と場所が決まっていて、ずっとそこにい続けることもできますし、囲碁や化学、生物、天文班などの教室の発表を見て回れば、わくわくの知のワンダーランド巡りとなるでしょう!!

一騎当千という言葉がありますが、そんな若者が何百人も集うということは、なんと華やかで、頼もしいことだろうと思いました。

2010年9月14日火曜日

天高く馬肥ゆる秋

今日からは、晴れも秋晴れと呼べるような爽やかさが漂い始めています。

運動会の写真の焼き増しも終わって、一息。
さて、

「秋から塾に行こうかな・・」

すでに勉強を頑張っているお家のかたには、笑われてしまいそうですが、来月末には中間テストですし、文化祭が終わってからでは、定期テスト対策も遅いのではないかしら、などと気をもんでいます。

高校受験のときの塾に続けて通っている方も多いとは思いますが、うちは、高校受験でいったん終わってしまったので、大学受験に向けて塾や予備校を検討中です。とにかく、勉強も行事も班活も、そして友情にも全力投球の小山台のみなさんなのです。どうなってるの???ということで、小山台初心者の私は皆さんに聞いて回っていましたら、先輩保護者の方から良いお話が聞けました。Yさま、ありがとうございます!!Yさんは、二人の息子さんが小山台で、卒業したお兄さんのほうにお話を聞いてくれました。
  1. ちゃんと両立した子は、授業の集中度が違う。授業で寝てしまうと、たとえ予習しても無駄になってしまうので、授業をちゃんとするのが一番。
  2. 3年生11月まで試合があった運動班のキャプテンは、予備校に行かず公立に現役合格しました。起床時間や勉強時間の自分のペースを作り、守っていたそうです。勉強時間は小刻みにとっていたようです。
  3. 第一志望の私大理系に合格した子は、1年生の時から、志望校を決めて、受験科目だけは授業を完璧に理解するよう、終わってからも先生を捕まえて質問していました。
3.の「科目の絞り込み」ついては、科目の多いセンター国公立向けにはあまり早い時期に絞り込むのは難しいかもしれませんね。でも、その子の夢の実現と高校生活の充実を考えたら、とても大事な選択肢ですよね。さすが、ひとりひとり生の声には力があります。

さらに、「国語、英語、数学は少しずつでも必ず家で予習をしないと年度末に泣きをみます。当たり前のことなんですが、それをやろうと頑張ることが大事ですね。1年生のときに帰宅後寝てしまった兄のほうは、3年で追い付けず、弟が入学した時に自分の失敗談を語っていました。」というお話も。すぐ上の先輩の体験談をいつでも聞けるなんてうらやましい~。

また、「1年生は、まだ、男子も女子も体力がないのに、年間の学生生活のペースがわからないので、いっぱいいっぱいになりがちです。2年生になるとペース配分がわかり体力もついてきますから大丈夫ですよ。」という温かい励ましのお言葉もいただきました。ありがたいです~。(*v*)/

高い目標を持てば簡単には手が届かない、でも、目指さなくちゃ届かないですよね。
引き続き皆さまからのアドバイスをお待ちしております。よろしくお願いいたします。

2010年9月13日月曜日

すごかったです。運動会!!



整然とひな壇に並んだ応援団。四隅に赤団、黄団、白団、青団、の陣地ができて、グランドに睨みをきかせます。団長は、最後まで、笑ってはいけないそうで、気迫が隅々にまで満ちています。
二位の青団に三点差で白団が優勝でした。最後のリレーまで勝敗がわからず、見守る青団OB、OGの方が、「あと何点?それでは、次のレースで1位にならないと、・・あ、2位でも相手が4位なら・・」など、さすが3年間鍛えられた頭で素早く計算しながら、熱い応援を送り続けていました。

体力と知力の総力戦は、朝8時から4時過ぎまで繰り広げられ、人間ってすごい力を持っているんだ、と素直に感動しました。こんな運動会、見られてよかったです。

たくさん写真と動画を撮って、デジカメのメモリーカードがすぐ一杯になりました。先輩ママから、ビデオやカメラの充電怠りなきよう、前日にメールを頂きましたが、メモリーカードは、4GBは最低でも必要です!!
閉会式で「校歌斉唱」と言われて、全校生徒が歓声を上げたのには、びっくりでした。熱い校歌斉唱に茫然としました。この校歌斉唱、機会があれば、ぜひ、ご覧くださいませ。砂埃と日焼けで黒ずんだ学生たちが、解団式で四隅に戻って行くのを、西日が低く横から照らしていました。その人影を後に、これからの3年間、子どもが得るさまざまなものに思いをはせながら家路に着きました。