棒倒し |
この元気は一体どこからくるのでしょう!!
とても若さだけとは言えない気がします。この人たちは、心をひとつにして、各々が全力を尽くし、何かを仲間とやり遂げた時に最後に押し寄せてくる清々しい感動を知っているのだ、という気がします。力を出し惜しみすれば、最後の喜びも一回り小さくなります。
小山台高校の運動会には伝統の種目がいくつもあります。例えば・・
4人一組の騎馬によるポートボール→「小山台ボール」
5個のボールを使ったサッカー→「フットボール」=これは3年女子の種目!!
片足跳びでスタートし、10人のムカデ競争でゴールするリレー→「増脚リレー」
マット運動を前転、後転、倒立歩行、前方宙返り・・と、ひとりひとり披露していく。もちろん早く全部やったチームが勝ち→「ウルトラB」
チャレンジ∞で25mの大縄を回します。 |
いずれも一筋縄では行かないものばかりです。団としてその種目を制するには、高いところも低いところも、スピードも重量感も、すばやい判断力も状況を見る注意力も必要なので、あらゆる能力を皆が注ぎ込まなければすぐにやっつけられてしまいます。みんなが自分で出来ることを見つけて、必死になります。それが、小山台高校の皆さんを輝かせているのです。みんなが、自分がやらねば誰がやる!!と思っているのです。
青団の応援 |
公立の学校ですので、施設が使える時間が限られています。3時55分には解団式を終えるように言われて、時間が押す中、各団長団は、互いの団を走って回り、健闘を讃え合いました。優勝は赤組でしたが、校庭の四隅に設けられた応援用のひな壇からは、何度も歓声や拍手があがり、一緒に運動会ができたこと、そのものを心から幸せに思っているのがひしひしと伝わってきて、今日のこの思い出は、誰が欠けてもこのようにはなり得なかったのだ、と思いました。
こんな素敵な一日を共有させてくれて、こんなにもありのままの自分を大人にも見せてくれ、大人を受け入れられる懐の深い若者たちとは、としばらく考えこみ、ふと、近くにいらした先生が、ほとんどは静かに見守っていながら、ほんの数回、大きな声で指示を出されていたのを思い出しました。
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